「8000人から20000人」? (1)
http://www.nwn.jp/kakokizi2008/20081115/2a/2a.html
いつの間にか「20000人」の被害者がいることにされているが、その根拠が示されたことはない。
「20000人」という数字が、いろいろな〈古文書〉に登場するのは確かだ。
http://web.archive.org/web/20051012231803/http://www.ngoforum.org.kh/Development/Docs/child_prostitution.htm
これは2000年11月に"Time Asia"に掲載された記事。
A UNICEF survey concluded that 35 percent of Cambodia's 55,000 prostitutes are children under the age of 16. The oldest girls in the sex industry today are teenagers, says Sao Chhoeurth, who works with AFESIP, a French NGO that rescues and rehabilitates child prostitutes.
http://acr.hrschool.org/mainfile.php/0112/61/
2003年のチェーンメールの呼びかけにも、約20000人に近い数字がある。
が、"UNICEF"が"35%"という比率を出したのはこの5年以上前のことであり、さらに「55000人」という数字は同時期の"CWDA"に依っている。
〈母集団〉の性格が異なる可能性がある以上、これに単純に"35%"を掛けても、得られるのは不正確な数値である。
よくわからないのが「8000人」という下限だ。
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/asia/article1996005.ece
「8000人」という数字が登場するのは2007年7月の"The Sunday Times"くらいだが、これはカンボジア全土でも「児童買春」に関してでもない。
偶然にも、「児童買春」の被害者を「かものはしプロジェクト」と同じ「8000人から20000人」とする資料があった。
http://www.popcenter.org/problems/trafficked_women/PDFs/Willis&Levy_2002.pdf
しかし、それはベトナムに対する推定である。カンボジアは「5950人」となっている(1999年)。
ミッションの確認/再考といった話から、今後3~5年の計画をスタッフで議論し、
来年度の計画に落とし込むための合宿です。
http://www.kamonohashi-project.net/news/japan/20090225_520.php
「現状」が「刻々と変化」しているという認識があるというのに、なぜいつまでも「20000人」なのだろうか?
http://www.socialecoo.jp/research/archives/2007/02/19/entry88.html
この数字もだ。「67万人」は"UNICEF"が示した数字だが、「孤児」もおとなになるのである。
カンボジアの孤児院の定員を合計しても1万人台である。
では65万人以上が路頭に迷っているかといえば、そんなことはないのだ。
関心を誘うために数字をもてあそぶのは、いい加減にしたほうがいい。
[追記]
http://www.jri.co.jp/asia/2005/06ea.html
「1日1ドル」でいいのなら、タイからはとっくに「児童買春問題」は消滅しているはずだ。
[追記]
ほい、これも。
取り締まりによって〈需給関係〉が崩れているせいか、「アルジャジーラ」は昨年、プノンペン市内での「児童買春」を「1回15ドル」と伝えていた。
・認定NPO法人に関すること(税制)
・NPO法人の会員継続率(全NPO法人平均は66%前後)
・カンボジアなどで活動する際には外務省の災害・有事に関する連絡網に入った方が良い。
・NPOは繰越金に税金がかからない。
・NPOの法人会員は会費が税控除になる。
ふーん。カネのはなしばっかじゃん。
[追記]
<1>インターネットをベースにした知識社会で、豊かな人間性を培えること
<2>経済的自立に必要なスキルを得られること
これらを目的に、孤児院や子どもたちやかものはしを
応援してくださっている方々の大きな期待をのせて、
はじまったPCスクール!初めての授業に出た子どもたちは…!?
http://archive.mag2.com/0000191677/index.html
ついでにこれも。
「300人」どころか、このころには、すでに撤退の方針が固まっていたはずだ。
そういう事実を隠して「過去3年間で100人に対して実施した実績」などという。