「ビジネスとして成り立っていません」? (2)
青木健太 副理事長のブログには、多くの経営者の名前があこがれを伴って紹介される。
どーなんでしょうね、「リヴァンプ」。同社にしても「KIACON」にしても、再生案件は結構つぶれてるし。
資金は「ゴールドマン・サックス」だし、上場益や売却益を前提にした事業はNPO法人にとっては参考にならないことも多いんじゃない?
「トークツ」にしろ「アルプス・カワムラ」にしろ、TQ枠や百貨店の取引口座といったウマミを抱えているから「再生」しようとしたんであって、NPO法人にはそんな選り好みとは縁がない。
「絶品」は「リヴァンプ」というより「インテグレート」のマーケティング力なんだろうし。
2枚にしたりタマネギはさんだりベーコンはさんだり、それで話題性を保つというのは〈経済益〉のセカイだから通用すること。
"MFCI"がなぜ投資を受けられたかといえば、考え出された〈移民送金〉のシステムが「ビジネスとして成り立」つ可能性が高かったからだろう。
業務経験と現地での体験から考え出された、低廉な手数料、その代わりに金融機関へのアクセスさえままならなかった層を顧客としてマーケットを作り出す、という非の打ちどころのないモデル。
「挑戦しないリスク」と口にする青木副理事長だが、この後、「オフショア」には「挑戦」すらしていないようだ。
「オフショア開発」にしても「コミュニティーファクトリー」にしても、国内外の賃金や購買力の格差を利用しようというだけで、それ自体を「ビジネスモデル」と呼ぶにはあまりにも拙い。
この「もし」に対する解が提示されていない以上、〈給与水準が大きく異なります〉という事実をいっているだけである。
「給料」を与えればあとは〈受益者〉がなんとかするだろう、というだけで、「ビジネス」自体が直接〈社会益〉をもたらすような仕組みにもなっていない。
それどころか、「いぐさ製品」は他の現地団体とモロに競合する。
越えられない壁がある。
〈営業外収益〉に依存しているだけで、「ビジネスとして」以前の地点で「成り立っていない」。
そしていまや、「共感」といった感情を「収益構造」にまで高めようとしている。
どのようにして「失敗」を隠蔽するかという点にだけは、他のNPO法人の追随を許さないほど飛躍的な「成長」が認められる。
サポーターが現在のwebサイトを見ても、「ファクトリー」が2度の中断をはさんでいることなど簡単には気づかないだろう。
「職業訓練校とのオフショア開発」という計画があったことすらも。
「オフショア開発」に「挑戦しない」まま、2005年10月には「システム開発」の見直しが行なわれている。
〈挑戦するリスク〉は、できれば回避したいようだ。
ITベンチャーなら「事業」で「失敗」を繰り返せば退場だが、NPO法人の1部門である「Xperl」は〈寄付金〉の栄養点滴を受け続けている。
〈繰越金〉としてプールされている〈寄付金〉は、「IT事業部」の運転資金でもある。
[追記]
この写真は2006年8月のある深夜の、青木健太副理事長と本木恵介理事長との打ち合わせ時のもの。
「14人×12ケ月×人月80万」(=1億3440万円)。
「500×10+15×400=1億円」。
こういう数字のためなら徹夜もできるんですね。
[追記]
コメントをする値すらない人物なので、青木副理事長をあまり取り上げたくないのだが、
いつから〈素人〉を「プロ」と読むようになったのだろう。
リヴァンプの玉塚さんの講演を聴くことができました。
非常にパッションがあり力強いお話でした。
絶品ダブルチーズバーガー食べようっと。
http://kentaf4.vox.com/library/post/...
非常にパッションがあり力強いお話でした。
絶品ダブルチーズバーガー食べようっと。
http://kentaf4.vox.com/library/post/...
どーなんでしょうね、「リヴァンプ」。同社にしても「KIACON」にしても、再生案件は結構つぶれてるし。
資金は「ゴールドマン・サックス」だし、上場益や売却益を前提にした事業はNPO法人にとっては参考にならないことも多いんじゃない?
「トークツ」にしろ「アルプス・カワムラ」にしろ、TQ枠や百貨店の取引口座といったウマミを抱えているから「再生」しようとしたんであって、NPO法人にはそんな選り好みとは縁がない。
「絶品」は「リヴァンプ」というより「インテグレート」のマーケティング力なんだろうし。
2枚にしたりタマネギはさんだりベーコンはさんだり、それで話題性を保つというのは〈経済益〉のセカイだから通用すること。
日本人初めてのアショカ財団、グローバル・フェローでいらっしゃる栃迫さんという方の講演会があるようです。
移民の人たちが本国に送金するときの金融(というより信用保証)の仕組みを作った方だ、とお聞きしたことがあります。
まさに世界を変える素晴らしい日本人の方です。
http://kentaf4.vox.com/library/post/...
移民の人たちが本国に送金するときの金融(というより信用保証)の仕組みを作った方だ、とお聞きしたことがあります。
まさに世界を変える素晴らしい日本人の方です。
http://kentaf4.vox.com/library/post/...
"MFCI"がなぜ投資を受けられたかといえば、考え出された〈移民送金〉のシステムが「ビジネスとして成り立」つ可能性が高かったからだろう。
業務経験と現地での体験から考え出された、低廉な手数料、その代わりに金融機関へのアクセスさえままならなかった層を顧客としてマーケットを作り出す、という非の打ちどころのないモデル。
この2年くらいシステム開発をゼロから立ち上げて、どうにか大きくなり始めているところではありますが、このまま日本の事業部が大きくなっていく事は目的はありません。
中間報告会でも、会員の方から質問がありそれにお答えする形で語らせて頂きました。
「ただのITの中小企業作ることなんかしたくない。売上が何億円上がろうが日本側の事業部だけで上場しようが、うちのやりたいことは1ミリも達成できていない。ITベンチャーをやりたければもっと他のやり方を考えるし、どんどん日本で拡大することだけ考える。
他の人がやっていない、職業訓練校とのオフショア開発を通して、収益構造を作りたいからここまでやってきている。
だから独立してIT企業を大きくしていきたい などということは全く考えていないし、自分自身のミッションに今後もならないような予感がしている。
まずは一歩でも二歩でもオフショアを進めること、それをしていきたい。」
http://www.kamonohashi-project.net/news/japan/20041219_85.php
中間報告会でも、会員の方から質問がありそれにお答えする形で語らせて頂きました。
「ただのITの中小企業作ることなんかしたくない。売上が何億円上がろうが日本側の事業部だけで上場しようが、うちのやりたいことは1ミリも達成できていない。ITベンチャーをやりたければもっと他のやり方を考えるし、どんどん日本で拡大することだけ考える。
他の人がやっていない、職業訓練校とのオフショア開発を通して、収益構造を作りたいからここまでやってきている。
だから独立してIT企業を大きくしていきたい などということは全く考えていないし、自分自身のミッションに今後もならないような予感がしている。
まずは一歩でも二歩でもオフショアを進めること、それをしていきたい。」
http://www.kamonohashi-project.net/news/japan/20041219_85.php
「挑戦しないリスク」と口にする青木副理事長だが、この後、「オフショア」には「挑戦」すらしていないようだ。
「オフショア開発」にしても「コミュニティーファクトリー」にしても、国内外の賃金や購買力の格差を利用しようというだけで、それ自体を「ビジネスモデル」と呼ぶにはあまりにも拙い。
日本の平均年収は500万円なのに対し
カンボジアの平均年収60万円。
もし日本で受注した仕事をカンボジアで設計できれば
大きな利益があがる。
http://www.melma.com/backnumber_15681_278460/
カンボジアの平均年収60万円。
もし日本で受注した仕事をカンボジアで設計できれば
大きな利益があがる。
http://www.melma.com/backnumber_15681_278460/
この「もし」に対する解が提示されていない以上、〈給与水準が大きく異なります〉という事実をいっているだけである。
「給料」を与えればあとは〈受益者〉がなんとかするだろう、というだけで、「ビジネス」自体が直接〈社会益〉をもたらすような仕組みにもなっていない。
それどころか、「いぐさ製品」は他の現地団体とモロに競合する。
越えられない壁がある。
〈営業外収益〉に依存しているだけで、「ビジネスとして」以前の地点で「成り立っていない」。
そしていまや、「共感」といった感情を「収益構造」にまで高めようとしている。
失敗するということはすごく重要なことで、事業っていうのは失敗しまくって変わっていくわけだし、人間もやっぱり一緒で、失敗することで、いろいろ成長するわけじゃないですか。そういう意味で挑戦しないことこそリスクがあると思っています。
http://smpy.jp/int/int0006_b.html
http://smpy.jp/int/int0006_b.html
どのようにして「失敗」を隠蔽するかという点にだけは、他のNPO法人の追随を許さないほど飛躍的な「成長」が認められる。
サポーターが現在のwebサイトを見ても、「ファクトリー」が2度の中断をはさんでいることなど簡単には気づかないだろう。
「職業訓練校とのオフショア開発」という計画があったことすらも。
「オフショア開発」に「挑戦しない」まま、2005年10月には「システム開発」の見直しが行なわれている。
〈挑戦するリスク〉は、できれば回避したいようだ。
ITベンチャーなら「事業」で「失敗」を繰り返せば退場だが、NPO法人の1部門である「Xperl」は〈寄付金〉の栄養点滴を受け続けている。
〈繰越金〉としてプールされている〈寄付金〉は、「IT事業部」の運転資金でもある。
[追記]
この写真は2006年8月のある深夜の、青木健太副理事長と本木恵介理事長との打ち合わせ時のもの。
「14人×12ケ月×人月80万」(=1億3440万円)。
「500×10+15×400=1億円」。
こういう数字のためなら徹夜もできるんですね。
[追記]
コメントをする値すらない人物なので、青木副理事長をあまり取り上げたくないのだが、
これでは、大手小売店には到底出せない。
大手小売店への納品までにはまだ時間がある。
そこで、まずは一つ一つの商品の品質を向上させていくことにした。
日本側の販売担当は、スタッフの青木、****。
二人とも販売経験はゼロ。 一体どこから手をつければいいのか、悩む日々…
http://www.kamonohashi-project.net/activity/episode/006/02.php
大手小売店への納品までにはまだ時間がある。
そこで、まずは一つ一つの商品の品質を向上させていくことにした。
日本側の販売担当は、スタッフの青木、****。
二人とも販売経験はゼロ。 一体どこから手をつければいいのか、悩む日々…
http://www.kamonohashi-project.net/activity/episode/006/02.php
いつから〈素人〉を「プロ」と読むようになったのだろう。
by grilled_duckmole
| 2009-03-10 06:04