死ぬまでウソを吐き通すつもりかい? 村田早耶香さん (4)
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当時、新「ファクトリー」が十数名で訓練を開始して1か月半。
スクリーンに「100~200世帯」と映し出されているのに「200世帯」を黙って無視するあたりが姑息だ。
月々1000円で私たちの活動を支援してくれる「かものはしサポーター」を募集しています。
サポーターが1000人集まると、200人の両親・兄姉に職業訓練と雇用機会を
提供し、子どもたち1000人が安心して学校に行けるようになります。
現在200人がサポーターになってくれています。残り800人を募集しています!
http://web.archive.org/web/20070206084617/www.kamonohashi-project.net/support/index.html
1口1000円/月の「サポーター」からの収入は、以前はこのように使うと説明されていた。
年間1200万円で「200人」の雇用(1工場50名という想定なので4拠点)。
しかし、このような説明をしていたことを隠して、村田早耶香 理事長は「1円からでも」と寄付集めに奔走している。
いまのところ受益者は26人だが、130人のこどもが「安心して学校に行けるようにな」ったりもしていない。
カンボジアの平均世帯人員は5人台で、一家に5人のこども、という想定が間違っている。
これまで紹介されている「ワーカー」については、「母ひとり、甥ふたり」「妹ひとり」「養子、義理の兄弟がふたり」といった具合だ。
そして、いつの間にか運営費用は「26人で1800万円」に膨れ上がっている。
受益者1人あたり年間70万円。
本木恵介 副理事長のブログから2006年度の予算に関するエントリを引用する。
-15万円/月、インセンティブで半年に一度15万円、年収210万円
-おおよそ、200万円の支出アップ(三人で)
-2008年度に年収360万円到達目標だとすると、2007年度は年収300万円
*インセンティブはかものはし全体の利益目標及び事業目標に依存させる。
個人によって変えない。面倒くさいから。
http://d.hatena.ne.jp/mahiyah/20051203
「パートナー」とは理事のこと。
この時点で「コミュニティファクトリー」事業は着想段階で、「カンボジアで人材派遣」「教員養成」「マッサージ師」「建設作業員」といった案が出されているだけだが、何をやるかにかかわらず想定年収だけはある。
NPO法人に「利益目標」があったり、役員報酬ではない以上、他の職員と同様の規定に従うべき給与の額が一律とされているなど、問題の多い発言だ。
「利益目標」に応じた「インセンティブ」、つまり利益を分配するというのだから。
「500万円」の売上を達成できたとしても、「コミュニティファクトリー」は利益を出すことはできない。「事業目標」は大幅に下方修正されている。
しかし、給与は上がっていくのだろう。
「かものはし全体の利益」には、「サポーター」からの〈寄付金〉も含まれているのだ。
[追記]
07年度決算の5000万円強から08年度予算では6000万円強と、人件費総額はちょうど2割増が見込まれている。これは「300万円」→「360万円」の増加率にほぼ等しい。