死ぬまでウソを吐き通すつもりかい? 村田早耶香さん (6)
http://www.createmedia.co.jp/img/kamo-report-sample.pdf
今一生って、どうしてこんなにアタマが悪いんだろう。
「現地リサーチ報告書」というタイトルのこの文書、なにを企んでいるのかよくわからないが、これを食い扶持に変えようという下心だけはプンプンと臭ってくる。
まあ、NHKの中の人もカンボジアでは月25ドルで一家5人が生活できると思ってるらしいけど。
http://www.nones.tv/channel/2008/01/post_81.html
「6人兄弟のいる一家庭」だったのが、いつの間にか「一家5人」になってるし。
うっかり勘違いする人間が出てくるのもしかたがないが、それは一般の読者や視聴者に限ってであって、情報を発信する側がこの程度のオカシサに気づかないというのは。
さすがにマズいと思ったのか、「かものはしプロジェクト」も最近では、
と、ごまかしてはいるが、こんどは「25ドル」の月給では3か月で「プラス10000円」なんて不可能、という矛盾が生じている。
さらに、「チャリティ・プラットフォーム」による「定額給付金基金」のサイトでは、
[たとえばこんなことができます]
カンボジアの農村では、1万2千円で一家族(5人)が3ヶ月間生活できます。
http://project.charity-platform.com/009/2009/03/post-11.html
と、なぜか2000円増える。
「ファクトリー」の給料じゃ、もはや追いつかない。
ところで「児童買収問題」ってなんだ?
http://project.charity-platform.com/015/2009/03/trywarp.html
http://project.charity-platform.com/009/2009/03/30action.html
また、2万円で、「家事使用人として働く少女たち」の雇い主に対して、子どもたちの権利について知るワークショップを2回開催することができます。
1万円で4人が識字学級の先生になるための教育を受けることができます。
http://project.charity-platform.com/009/2009/03/post-1.html
別に「1万2千円」にこだわる必要のない質問だ。ちょっと野菜が高い気がするけど。
以前にも書いたことだが、ある金額で自分たちが「こんなことができます」と、寄付に対するコストパフォーマンスを答えるべきところに、「かものはしプロジェクト」のみが〈カンボジアの一家族の生活費〉という、わけのわからないことを書いている。
その生活費を生み出すために寄付金がいくら必要なのかが明かされるべきなのに、それは伏せられたままだ。
旧「ファクトリー」の賃金は月30~40ドルだった。
なぜ新しい工場では25ドルに切り下げたのだろうか。
そうそう。今一生によれば、
http://www.createmedia.co.jp/img/kamo-gaiyo-sample.pdf
どうやら「かものはしプロジェクト」はこんなこともいっているらしい。〈襲撃〉の間違いだと思うけど。
〈1回いくら〉を〈ひとりいくら〉と誤読してるし。
ITベンチャーのように、ブームにしちゃいけない。ブームにすると変な勢力が寄ってたかってきて、始めにあった志が歪められちゃう。ITベンチャー時代、多くのスポイルされた事例を見てきた。
華々しくなくて良い。格好良くなくて良い。じっくり、徐々に人々に認知され、共感され、いつの間にか大きなうねりとなっている。そういうのが望ましい。
http://komazaki.seesaa.net/article/111933677.html
と書いていたのは、「定額給付金基金」呼びかけ人のひとりでもある「フローレンス」の駒崎代表。
(略)
●年々、収入は右上がりに増えているが、専従スタッフが同年齢のサラリーマンと同じ程度に暮らしていくにも、さらなる寄付が必要だと思われる。
http://www.createmedia.co.jp/img/kamo-gaiyo-sample.pdf
「ITベンチャー」と違って株式市場で遊んでるような人はあまり寄ってこないだろうけど、〈変な勢力〉は確かに湧いているようだ。
あ、「定額給付金基金」。
「国際平和に貢献する」を選ぶと「かものはしプロジェクト」のほかに「統一協会」の「SERVICE FOR PEACE」にも分配されますからね。
どうして「かものはしプロジェクト」が「国際平和」に紛れ込んでいるのかは、よくわからないけど。
[追記]
NHK「福祉ネットワーク」では、「コミュニティファクトリー」の年間運営費が「1800万円」とされていた。
週休一日、そのほか盆・正月で、年間稼動日数は300日弱とすれば、1日6万円かかる計算だ。
〈定額給付金1万2千円を5人分で、26人を雇用する「コミュニティファクトリー」を1日だけ運営することができます。〉
なんて効率の悪い。
6万円のうち1万円は、本木恵介 副理事長の給与だ。