死ぬまでウソを吐き通すつもりかい? 村田早耶香さん (14)
[2]:教祖(リ-ダ-)は自分と教義に対してメンバ-に絶対的な服従を求める。
[3]:破壊的カルトの教祖(リ-ダ-)は大きな権力を持ち、しばしばカリスマ的である。それによって教祖(リ-ダ-)はメンバ-たちに魅力を感じさせながら彼らの行動を管理する。
[4]:破壊的カルトは教祖(リ-ダ-)を盲目的に信じている人々によって成り立っている。メンバ-たちを経済的、政治的な分野にも進出させる。この点で破壊的カルトの多くは、普通の宗教と違っています。破壊的カルトは宗教のイデオロギ-(教え)を利用し、メンバ-たちの経済的、政治的活動を宗教的な活動と混同させてしまいます。さらにはそのような経済的、政治的活動が宗教的イデオロギ-にとって変わったりすることがあります。
[5]:破壊的カルトはグル-プの本当の目的を隠している。
[6]:人の善意を利用する。
[7]:破壊的カルトは、メンバ-たちに自分は特別なのだと感じさせるように仕向けいる。
[8]:破壊的カルトは人間の持つ5つの基本的欲求を満たしているように感じさせる。
a:個人の身の安全への欲求
a:個人の身の安全への欲求
c:社会的欲求
d:精神性の欲求 (宗教的欲求)
e:依存の欲求
http://www2.ocn.ne.jp/~mind123c/sub4-2.htm
なんか、以前より当てはまる項目が増えてるような気が。
だからといって、この団体を「『破壊的カルト』だ」なんていうつもりはさらさらないので念のため。
原文に当たっていないので「破壊的カルト」がどう定義されているのかわからないし、だいいち、これは〈定義〉ではなく、ジンバルドが「破壊的カルト」であるとみなす団体に、共通して観察される〈特徴〉でしかないのだろう。
ちょっと単語をさしかえてみる。
[2]:理事(長)は自分と「ミッション」に対してメンバーに絶対的な服従を求める。
[3]:この団体の理事(長)は大きな権力を持ち、しばしばカリスマ的である。それによって理事(長)はメンバ-たちに魅力を感じさせながら彼らの行動を管理する。
[4]:この団体は理事(長)を盲目的に信じている人々によって成り立っている。メンバ-たちを経済的、政治的な分野にも進出させる。この点でこの団体は、普通のNGOと違っています。この団体はNGOのミッションを利用し、メンバ-たちの経済的、政治的活動をNGO的な活動と混同させてしまいます。さらにはそのような経済的、政治的活動がNGOとしてのミッションにとって変わったりすることがあります。
[5]:この団体はグル-プの本当の目的を隠している。
[6]:人の善意を利用する。
[7]:この団体は、メンバ-たちに自分は特別なのだと感じさせるように仕向けている。
[8]:この団体は人間の持つ5つの基本的欲求を満たしているように感じさせる。
a:個人の身の安全への欲求
a:個人の身の安全への欲求
c:社会的欲求
d:精神性の欲求 (宗教的欲求)
e:依存の欲求
[4]がハマりすぎ。
そうですね。ただ、私の根本にある目標は、「未来を選べない子供たちが未来に希望を持って生きられるようにする」ということですので、児童買春にテーマを限定するのではなく、児童労働に関する別のテーマに取り組む可能性もあります。結果的に児童買春問題とも繋がってくるかと思いますが。
http://www.a-human.net/career/71884i0000000h13.html
ほんとうの目的はなんなのだろう?
http://www.kamonohashi-project.net/about/pdf/teikan.pdf
「行い」「実現させる」は並列であると読めないこともないが、やはり、それは強引な解釈だ。「事業」は「子ども達に対して、強制的な性的搾取を防止する活動」に限定されていて、その結果としてもたらされる「世界を実現」とは対等の節ではない。
〈定款〉の修辞のお約束みたいなもので、「カンボジア王国の人々とのさらなる交流」が目的だから「法制度の側面から同国の復興」はやめました、なんて「日本カンボジア法律家の会」がいいだすのがありえないのと同じこと。「法制度の側面から」の開発援助に変わる日はあるかもしれないけど。
かつて「倫理法人会」について書いたとき、〈教義〉がないから宗教ではない、としたが、それは雑な分析だったかもしれない。
「かものはしプロジェクト」には〈教義〉のようなものが存在してるのを忘れてた。
K:Keep the children smile
カンボジアの子ども達の笑顔を守ること、それが使命だ。
A:Thoughtful Action
考えるだけでも、行動するだけでもだめだ。考えある行動をせよ。
M:Mission-Oriented
使命を達成すること、それが私達の全てである。
O:Only one
一人ひとりがオンリーワンの価値を。
N:他責NG
全て、自分の責任だ。そう考えることから成長が始まる。
O:well-Organized
よい組織、よいチームワークを築こう。
H:Heartful Communication
いつも、心をこめたコミュニケーションを。
A:Active Learning
行動し学ぶ、学び行動する
S:Stand
お互いの姿勢を認め合い、お互いの力を最大化する
H:Happiness
人生と仕事を楽しむ!他人を笑顔にし、自分も笑顔!
I:Social Innovator
自分達がイノベーターであると自覚し、社会に変革を起こそう
http://www.kamonohashi-project.net/about/
「事業」による「目的」の達成ではなく、「規範」とか〈原理〉とか〈ドグマ〉とかの実現が優先されると、いまのような活動になってしまうのだろう。
・批判的思考の否定
・目的のための手段の正当化
・世界観の分化。教団組織は善、それ以外は悪。
・救いや、心の平和は、教団組織に従うことによってのみ得られる。
・脱会者には、恐ろしい制裁がくだされる
(一般の宗教であれば、その宗教団体から脱会しても、入会前の状態に戻るだけ。それに対して、脱会すると、前よりももっとひどい目に合うと教える)
・教団組織を個人より優先する、全体主義的体制。
・これまでの人間関係や人生の目標など、過去との断絶をさせる。
なんかこんなのもあるらしい。やはり原文は探していない。
最初の3つは、よくあてはまっている。残りはびみょー。
方もポジティブな意味でそれをしてくださる、よいフィードバックが
あることがとても大切だと改めて感じました。
http://www.kamonohashi-project.net/news/notes/20070712_38.php
「批判的思考」じゃない「批判」をしてください、ということば遊び。
特に3番め。
「日本には児童買春問題に取り組んでいる団体はなかった」という発言や、「問題の原因は貧困にあり、私たちだけが根本的な解決を目指している」というような姿勢。提携していたNGOへの、「カネをもらうことばかり考えている」的な侮辱的な態度。
まあ、気になる特徴ではある。
だってさ、国際協力NGOのほとんどは、そんなことはしないんだから。
しかし、「かものはしプロジェクト」はそのようにふるまうことによって、団体自身が「特別な使命を持っている」かのように、また支援者たちにも、「特別な使命を持っている」団体を応援する「自分は特別なのだと」誤解させている。
冷静に考えれば、とある村々で収入向上に取り組んでいるだけのNGOが、しかも、もたらされる収入が日本風にいえば〈ワーキングプア〉レベルでしかなく、受益者の数も予算規模や職員の給与レベルと不釣合いなくらいに限定的なのに、なぜか「これでカンボジアから児童売春問題を撲滅できます!」といっている、にすぎない。
「フェリス女学院大学宗教センター」の中の人なら、「社会起業家」と「破壊的カルト」とに共通する特徴を、どう分析するのだろうか?
「社会起業家」も「破壊的カルト」も、どちらも目指しているのは「世界を変える」ことだ。
外部から見れば「世界を転覆させる」であっても、「破壊的カルト」にしてみれば「よりよい世界を建設する」つもりなんだから。
そういえば、「使っても減らない電子マネー『円天』を広め、世界を変える」なんてことをいってた人もいたね。あの人も、きっとカネだけじゃないんだろう。