2008年度「年次報告書」を読む(2):「若者達」? (1)
「約30世帯」の受益者なのに、「トレーナー」含めて24名の写真。
まあ、あまり深く追及しないことにしよう。
で、どれがケスケの嫁?
突然登場した「若者達」。
結局、「1世帯に平均5人のこどもが」みたいな水増しが通用しないということ、「児童買春問題」が〈縮小してしまった〉こと、なんかがあって、直接の受益者=「若者達」も守ることにした、ということだろう。
私たちは、子どもの身体及び精神に多大なる悪影響を与える児童買春・人身売買問題を解決することで、すべての子どもや若者達が未来に希望を持って生きられる世界を実現していきます。
共同代表 村田早耶香
共同代表 村田早耶香
同じく登場したのが「人身売買」。
これも単なるその場しのぎで、「人身売買」に本気で取り組もうとしていないのは明らかだ。
カンボジアの農村では、貧困ゆえに多くの子どもや女性が、児童買春・人身売買の危険にさらされています。この状況を解決するために、かものはしは、農村にコミュニティファクトリーというハンディクラフト製品を作る工房を設立し、村の女性達に職業訓練と雇用を提供しています。
「人身売買」なら、男女問わずあらゆる年齢層に潜在的なリスクがある。また、最貧層だけがターゲットではない。
男性ならばもっぱら単純労働力として、女性には「買春被害」の危険性が加わる、として「人身売買」に取り組もうというわけではない。
問題を広げなければ組織を維持できないこと、「ファクトリー」事業が直接「児童買春問題」解決に結びつかないこと、それが「人身売買」という問題を必要としただけだ。
また、女性の婚前交渉が禁じられている地域では、被害者が差別を受ける例も少なくありません。被害者の中には、男子もいます。この問題は闇に隠れており、なかなか正確な状況を掴むことができません。
だから、こんなねじれたかたちで「男子」の被害を盛り込まなければならない。
私達の役割は、児童買春・人身売買問題の被害者を減らすことです。これらは、きちんと取り組めば絶対になくなる問題です。
どうしてきちんと取り組まないんだろう?
で、どれがケスケの嫁?
by grilled_duckmole
| 2009-07-10 15:57