「融資などのオプション」? (1)
2005年度の「Xperl」の「カンボジア展開費用」は0円であり、予算として計上された868千円は一切支出されていない。
2004年9月に法人格を取得したこの団体にとって、「Xperl」は2005年度にはすでに〈非営利特定活動に係る事業〉ではなくなっている、ということだ。
> 今後はHTMLコーディングという事業を設計と単純作業にとらえ直し、
> カンボジアへの進出を視野に入れて他事業への展開を計っていく方針です。
「視野に入れて」。
「いつかやります」で許されるなら、NPO法人はさまざまなビジネスを〈非営利特定活動に係る事業〉であると言い張ることができる。
「2005年度年次報告書」は2006年度の予算についてこう語る。
> 日本での事業成長に伴い人件費額も大きくなってきている。また、従来、
> 給与水準を抑えていたが、だんだんと向上させている。
> そのためIT事業だけでも約4倍の1260万円である。
> この結果として、運転資金のやりくりが重要なテーマとなると考えている。
> 場合によっては、融資などのオプションも柔軟に考える方針である。
非本来事業の人件費が団体の財務を圧迫し、融資を検討しなければならない。
本末転倒である。
2004年9月に法人格を取得したこの団体にとって、「Xperl」は2005年度にはすでに〈非営利特定活動に係る事業〉ではなくなっている、ということだ。
> 今後はHTMLコーディングという事業を設計と単純作業にとらえ直し、
> カンボジアへの進出を視野に入れて他事業への展開を計っていく方針です。
「視野に入れて」。
「いつかやります」で許されるなら、NPO法人はさまざまなビジネスを〈非営利特定活動に係る事業〉であると言い張ることができる。
「2005年度年次報告書」は2006年度の予算についてこう語る。
> 日本での事業成長に伴い人件費額も大きくなってきている。また、従来、
> 給与水準を抑えていたが、だんだんと向上させている。
> そのためIT事業だけでも約4倍の1260万円である。
> この結果として、運転資金のやりくりが重要なテーマとなると考えている。
> 場合によっては、融資などのオプションも柔軟に考える方針である。
非本来事業の人件費が団体の財務を圧迫し、融資を検討しなければならない。
本末転倒である。
by grilled_duckmole
| 2007-05-31 01:13