「ドロップアウトしそうな生徒」? (2)
昨年の「PCスクール」では、他にも生徒が「ドロップアウト」している。
2人の生徒が郷里の両親に引き取られている。
この2人が所属するシェルターは、もともとストリートチルドレンの保護を目的にして始まったが、今年から国内外での人身売買被害者を視野に入れた活動をしている。
このシェルターは英語とPC教育を取り入れたいと希望しているが、あくまでも目的は「家族の元へ帰す」ことである。
"COSECAM"の"Minimum Standards for Residential Child Care"もまた、「シェルター」の目的をこう定義する。
> 1. Purpose of shelter
> This mainly refers to the guidance for children to take care of
> themselves once back to their community. For this objective,
> they shall be offered training, education, general knowledge and health.
本木副理事長の「シェルター」についての認識は、こうである。
> -シェルター機能を持つNGOはプノンペンに多い
> -農村での活動をしているNGOも多く、彼らから、出稼ぎ支援や
> 子どもの受け入れをするというニーズが大きいという仮説
> うまく子どもを選定できればプリベンションになる。
> そして、彼らがきちんと稼げれば家族に収入がいくので
> 家族にとってもHappy
> -収益事業もプノンペンであればやりやすい。
http://d.hatena.ne.jp/mahiyah/20051128/1133445942
それは、「シェルター」ではなく〈飯場〉であろう。
子どもたちにはそれぞれの境遇があり、本人の希望とともに各人の境遇が熟慮された上で職業訓練の分野が選ばれなければならない。
だから"Minimum Standards for Residential Child Care"は農業を推奨しているのだろう。電気もない村に帰ることがあるなら、それが堅実だ。
> かものはしプロジェクトは、さらに、売られる危険性のある貧しい家庭の
> 子どもなどを保護しているカンボジアの4つのNGOと提携して、子どもたちに
> PCスキルを身につけるスクールを提供している。
http://www.nextone.jp/no061012/iv/iv05.html
「売られる危険性のある」「貧しい家庭」とひとくくりにしていい問題ではない。
「PCスクール」は〈選ばれた者〉だけに機会を与えるものであることを明らかにしたほうがいい。
2人の生徒が郷里の両親に引き取られている。
この2人が所属するシェルターは、もともとストリートチルドレンの保護を目的にして始まったが、今年から国内外での人身売買被害者を視野に入れた活動をしている。
このシェルターは英語とPC教育を取り入れたいと希望しているが、あくまでも目的は「家族の元へ帰す」ことである。
"COSECAM"の"Minimum Standards for Residential Child Care"もまた、「シェルター」の目的をこう定義する。
> 1. Purpose of shelter
> This mainly refers to the guidance for children to take care of
> themselves once back to their community. For this objective,
> they shall be offered training, education, general knowledge and health.
本木副理事長の「シェルター」についての認識は、こうである。
> -シェルター機能を持つNGOはプノンペンに多い
> -農村での活動をしているNGOも多く、彼らから、出稼ぎ支援や
> 子どもの受け入れをするというニーズが大きいという仮説
> うまく子どもを選定できればプリベンションになる。
> そして、彼らがきちんと稼げれば家族に収入がいくので
> 家族にとってもHappy
> -収益事業もプノンペンであればやりやすい。
http://d.hatena.ne.jp/mahiyah/20051128/1133445942
それは、「シェルター」ではなく〈飯場〉であろう。
子どもたちにはそれぞれの境遇があり、本人の希望とともに各人の境遇が熟慮された上で職業訓練の分野が選ばれなければならない。
だから"Minimum Standards for Residential Child Care"は農業を推奨しているのだろう。電気もない村に帰ることがあるなら、それが堅実だ。
> かものはしプロジェクトは、さらに、売られる危険性のある貧しい家庭の
> 子どもなどを保護しているカンボジアの4つのNGOと提携して、子どもたちに
> PCスキルを身につけるスクールを提供している。
http://www.nextone.jp/no061012/iv/iv05.html
「売られる危険性のある」「貧しい家庭」とひとくくりにしていい問題ではない。
「PCスクール」は〈選ばれた者〉だけに機会を与えるものであることを明らかにしたほうがいい。
by grilled_duckmole
| 2007-07-14 15:50