「ビジネスをしたいのか?」(2)
> また、2006年度は「事業モデルの進化」の最終年であり、従来考えていた
> ITを中心とした事業モデルを大きく転換させました。この過程では「IT事業=
> ビジネス」をしたいのか、それとも、児童買春問題を解決したいのかということを
> もう一度問い直しました。その結果として、私たちは児童買春問題を解決する
> ために、持続的/拡大的な事業モデルを構築するのだ、という原点に立ち返りました。
(「2005年度活動報告書」より)
もういちど、「『IT事業=ビジネス』をしたいのか」の意味を考えてみる。
簡単な話であった。
「原点に立ち返」っての「持続的/拡大的な事業モデル」からは、いったん「IT事業」が外されている。
「IT事業」が「児童買春問題を解決する」ことには結びつかない、単なる「ビジネス」でしかない、ということだ。
「Xperl」が「htmlコーディング」に特化するきっかけとなったと思われる案件がある。
> 最後に50 万円程度の小規模案件では、当初計画していなかったシステムの
> 入らないWebサイトの受注があった。技術的なリスクや仕様がまとめにくい
> などの問題も起きなかったこともあり、働いた時間に対する請求金額(工数
> 単価)も高く利益が確保できた。
(「2004年度上半期活動報告書」より)
これはある法律事務所のサイトで、70万円ほどの売上である。2004年度の売上のほぼ1/10に相当する。
利益率や工数で案件を選り好みするような請負業が公益を目指すものではないことくらい、「かものはしプロジェクト」は最初から気づいているのである。
が、「事業モデルの進化」という目くらましの陰で、「Xperl」は〈特定非営利活動に係る事業〉として温存されることになる。
それにしても、「2006年度は『事業モデル』の進化の最終年」とするならば、その進化の最終形としての「事業モデル」が年度の初めに示されるべきだと思うのだが。
> ITを中心とした事業モデルを大きく転換させました。この過程では「IT事業=
> ビジネス」をしたいのか、それとも、児童買春問題を解決したいのかということを
> もう一度問い直しました。その結果として、私たちは児童買春問題を解決する
> ために、持続的/拡大的な事業モデルを構築するのだ、という原点に立ち返りました。
(「2005年度活動報告書」より)
もういちど、「『IT事業=ビジネス』をしたいのか」の意味を考えてみる。
簡単な話であった。
「原点に立ち返」っての「持続的/拡大的な事業モデル」からは、いったん「IT事業」が外されている。
「IT事業」が「児童買春問題を解決する」ことには結びつかない、単なる「ビジネス」でしかない、ということだ。
「Xperl」が「htmlコーディング」に特化するきっかけとなったと思われる案件がある。
> 最後に50 万円程度の小規模案件では、当初計画していなかったシステムの
> 入らないWebサイトの受注があった。技術的なリスクや仕様がまとめにくい
> などの問題も起きなかったこともあり、働いた時間に対する請求金額(工数
> 単価)も高く利益が確保できた。
(「2004年度上半期活動報告書」より)
これはある法律事務所のサイトで、70万円ほどの売上である。2004年度の売上のほぼ1/10に相当する。
利益率や工数で案件を選り好みするような請負業が公益を目指すものではないことくらい、「かものはしプロジェクト」は最初から気づいているのである。
が、「事業モデルの進化」という目くらましの陰で、「Xperl」は〈特定非営利活動に係る事業〉として温存されることになる。
それにしても、「2006年度は『事業モデル』の進化の最終年」とするならば、その進化の最終形としての「事業モデル」が年度の初めに示されるべきだと思うのだが。
by grilled_duckmole
| 2007-07-15 19:41