「貧困とたたかうことがかっこいいこと」? (村田早耶香理事長)
これから書くのは印象論でしかない。
印象論であるから、アジア象に関しては通用してもアフリカ象を論じるためには無力かもしれない。
別にインド象の話をしようというわけではないのだが、印象で語ってもいい範囲のことだけを語る。
> この「ホワイトバンド」って一体どんなものかご存知ですか?
(略)
> 1個わずか300円。ゴム製のバンド。
> でもこれをつけている人同士が交流したりして、
> 支援の輪がどんどん広がるんだと思います。
(略)
> こうやってヒーローが登場する事で、
> 「貧困とたたかうことがかっこいいこと」 という流れができたら、
> すごいエネルギーが生れると思います!
(略)
> 私も買ってつけています!!
http://dblog.dreamgate.gr.jp/user/e057/e057/11910.html(魚拓)
村田早耶香理事長は、今でもホワイトバンドを着けているのだろうか?
「かものはしプロジェクト」の「サポーター事業」には、「ホワイトバンド」、すなわち「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンと通じる印象を受ける。
> 「ホワイトバンド」なり「ほっとけないキャンペーン」は、様々な試行錯誤を
> しながら、NGOとプライベート・セクターの連携により、膨大な労力を投下して、
> 多くの人々に、 少なくとも「(途上国の)貧困」を少しは見つめさせることに
> 成功しているということは言えます。あからさまな偽善や欺瞞を含み込んでいる
> と言えなくもありませんが、それでも、このモメンタムにおいて<何もしない>
> よりは格段にましだということもできます。
http://tu-ta.at.webry.info/200508/article_10.html
これを書いた「ほっとけない」キャンペーン事務局スタッフは昔の知り合いだ。
「ホワイトバンド」が中国で生産されたことを知ったなら真っ先にそれを指弾するような思考の持ち主であったのに、何が彼をこのような保身めいた方向に走らせたのだろうか。
「かものはしプロジェクト」は言う。
> カンボジアの子どもたちの問題はアジアの隣人である日本人にとって問題
> 認識が弱く、ましてや「支援をするレベル」までは到達していません。
http://www.clair.or.jp/j/forum/forum/closeup/207_1/index.html
同じく、「少しは見つめさせる」こと、「ましな」レベルを目的としているわけだ。
「ホワイトバンド」の運動は、いっぽうで〈アドボカシー〉という方法論の定着を目指していたと言っていいだろう。「ほっとけない」キャンペーンにとって不幸だったのは、「ホワイトバンド」の販売利益がそのまま現地へもたらされるだろうという根強い誤解である。
しかしスタッフは、その誤解をあえて解こうとしなかった。
複数の業界人が「原価は30円以下だ」と指摘したが、会計報告は不明瞭さを増すだけだった。「アフリカで生産する」と言ってはみたものの、逆にwebサイトからは生産地に関する説明を消した。
皮肉なことに〈アドボカシー〉という運動の形態への誤解がより強くなっただけで、その責任の所在は問うまでもない。
ひとびとの〈募金である〉という思い込みは、「かものはしプロジェクト」にとっては僥倖である。
「ほっとけない」における株式会社サニーサイドアップのように、あえて異論を挟みにくい「児童買春問題」によって「ビジネス」をする。同じように財務の実態は不透明で、説明は放棄されているのだが。
> サポーターが1000人集まると何が起きる?
http://www.kamonohashi-project.net/support/
年間1200万円の寄付金収入が発生する。
その使途について検討されるまでには、幸か不幸か、じゅうぶんな猶予がある。「15000人」の被害者のため、新たな「児童売春被害」の防止のために使われると、まだ誰もが思い込んでいるからだ。
印象論であるから、アジア象に関しては通用してもアフリカ象を論じるためには無力かもしれない。
別にインド象の話をしようというわけではないのだが、印象で語ってもいい範囲のことだけを語る。
> この「ホワイトバンド」って一体どんなものかご存知ですか?
(略)
> 1個わずか300円。ゴム製のバンド。
> でもこれをつけている人同士が交流したりして、
> 支援の輪がどんどん広がるんだと思います。
(略)
> こうやってヒーローが登場する事で、
> 「貧困とたたかうことがかっこいいこと」 という流れができたら、
> すごいエネルギーが生れると思います!
(略)
> 私も買ってつけています!!
http://dblog.dreamgate.gr.jp/user/e057/e057/11910.html(魚拓)
村田早耶香理事長は、今でもホワイトバンドを着けているのだろうか?
「かものはしプロジェクト」の「サポーター事業」には、「ホワイトバンド」、すなわち「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンと通じる印象を受ける。
> 「ホワイトバンド」なり「ほっとけないキャンペーン」は、様々な試行錯誤を
> しながら、NGOとプライベート・セクターの連携により、膨大な労力を投下して、
> 多くの人々に、 少なくとも「(途上国の)貧困」を少しは見つめさせることに
> 成功しているということは言えます。あからさまな偽善や欺瞞を含み込んでいる
> と言えなくもありませんが、それでも、このモメンタムにおいて<何もしない>
> よりは格段にましだということもできます。
http://tu-ta.at.webry.info/200508/article_10.html
これを書いた「ほっとけない」キャンペーン事務局スタッフは昔の知り合いだ。
「ホワイトバンド」が中国で生産されたことを知ったなら真っ先にそれを指弾するような思考の持ち主であったのに、何が彼をこのような保身めいた方向に走らせたのだろうか。
「かものはしプロジェクト」は言う。
> カンボジアの子どもたちの問題はアジアの隣人である日本人にとって問題
> 認識が弱く、ましてや「支援をするレベル」までは到達していません。
http://www.clair.or.jp/j/forum/forum/closeup/207_1/index.html
同じく、「少しは見つめさせる」こと、「ましな」レベルを目的としているわけだ。
「ホワイトバンド」の運動は、いっぽうで〈アドボカシー〉という方法論の定着を目指していたと言っていいだろう。「ほっとけない」キャンペーンにとって不幸だったのは、「ホワイトバンド」の販売利益がそのまま現地へもたらされるだろうという根強い誤解である。
しかしスタッフは、その誤解をあえて解こうとしなかった。
複数の業界人が「原価は30円以下だ」と指摘したが、会計報告は不明瞭さを増すだけだった。「アフリカで生産する」と言ってはみたものの、逆にwebサイトからは生産地に関する説明を消した。
皮肉なことに〈アドボカシー〉という運動の形態への誤解がより強くなっただけで、その責任の所在は問うまでもない。
ひとびとの〈募金である〉という思い込みは、「かものはしプロジェクト」にとっては僥倖である。
「ほっとけない」における株式会社サニーサイドアップのように、あえて異論を挟みにくい「児童買春問題」によって「ビジネス」をする。同じように財務の実態は不透明で、説明は放棄されているのだが。
> サポーターが1000人集まると何が起きる?
http://www.kamonohashi-project.net/support/
年間1200万円の寄付金収入が発生する。
その使途について検討されるまでには、幸か不幸か、じゅうぶんな猶予がある。「15000人」の被害者のため、新たな「児童売春被害」の防止のために使われると、まだ誰もが思い込んでいるからだ。
by grilled_duckmole
| 2007-08-05 23:48