「コーチング」? (3)
これから「かものはしプロジェクト」は急成長するのだと思う。
> コーチングの魅力を体験して、非常にワクワク。 楽しいなぁー
http://kentaf4.vox.com/library/post...
このような楽しさを求めて一定程度の人数は集まるし、そのことが、かつお釣り漁船が餌の代わりに散く海水のような効果を一般のひとびとにも与える。
川田陣営の応援に選挙区外から駆けつけた運動員が集票を拡大したように。
> H:Heartful Communication いつも、心をこめたコミュニケーションを。
http://www.kamonohashi-project.net/about/#shimei
という割に、「ミクシィ」の更新はずいぶん長く止まっているようだ。
> ★人間味のあるサポーター対応(研修的なことも含まれる?)
http://d.hatena.ne.jp/mahiyah/20051130
「心をこめた」と言わなければいけないのは「心」を喪っているからであり、「人間味」を意識しなければならないのは、「人間味」を繕わなければならないほど人を人たらしめるどこかが萎縮しているのである。
この「研修的」なるものも、やはり「コーチング」の類であろう。
団体のwebサイトはコメントの検閲を始めたらしい。
次に見られるのは「ミクシィ」コミュニティのクローズド化かもしれないし、閉じた〈王国〉建設を目指す組と、開かれた組織を作ろうとする組に分かれての綱引きかもしれない(たとえば「かものはしプロジェクト」にクリスチャンがいるならば、ある意図の下でなされる「コーチング」はさほど効果をあげない)。
本木恵介副理事長に一瞬期待を寄せたのは、彼からはそれほど〈匂い〉を感じなかったからだ。
> 厳しい批判をポジティブに運営に活かしていく
http://www.kamonohashi-project.net/news/notes/20070712_38.php
というあたり、片足はずっぽり埋まってしまっているようにも見えるし、何か逡巡しているようにも取れるが、きわめてまっとうな発言も数多い。
「かものはしプロジェクト」は〈カルト〉ではない。が、〈カルト〉が用いる手口を希釈した手法を各所に取り入れている(多くのベンチャーもそうであるが、「かものはしプロジェクト」の場合は手法のそろい踏みである)。手法が共通する以上、同様の副作用が起こりうるし、それが同等に薄められたものであるとは限らない。
青木副理事長が「仲間」のようにコメントをつけていたブログの持ち主が勧めていたセミナーの会場となっていた「REBORN研究所」は健康食品販売がもう1つの事業である。
「ブルーグリーンアルジー」("Blue Green Algae")などと呼べばもっともらしいが、"algae"なんてしょせんは藻だよ、藻。
藻ー、はびこっちゃって。困っちゃうなー、藻ー。
アメリカで買った場合の10倍程度の値段で販売されている。
http://www.shopping.com/xPC-Klamath-Blue-Green-Algae-500mg-130-Tablets
同様の製品を『今、人類の間引きが行われている』などというDVDと併売している業者もいたりする。
http://miwakopurojekuto.com/?mode=cate&cbid=75876&csid=0
あのまま「15000人」と言い続けていれば、それは『今、人類の間引きが行われている』と同様の機能を果たしていた。
その下で「健康食品」を売るか、「子どもたちが作成した壁紙」や「笑顔」を売るかの違いで、構図は一緒でしかない。
「健康食品」はそれなりに健康に寄与し、「サポーター会費」が充てられる事業はカンボジアの村のいくつかの世帯に現金収入をもたらす。薬事法違反か脱税でもなければ取り締まれないのは、NPO法の拡大解釈がまかり通るのと同じ。
違うのは、保護を必要とする受益者の存在の有無だ。
Yahoo!ボランティア上で、JHPによる"CCH"のための募金が始まっている。
おそらくほぼ丸ごと子どもたちのために使われるのだろう。
「寄付市場」なるものは、拡大の余地はあるにせよ無限ではない。
「こないだかものはしに出したけどJHPにも」とは、なかなかなりにくい。
「かものはしプロジェクト」は寄せられた善意を、JHPに負けない効率で有効に使わなければならない。"CCH"のN君にのみスポットライトを当て、同等の成果の存在を錯誤させるようなことは論外だ。
> まじめにやっている人がかわいそうだ
http://www.kamonohashi-project.net/support/#staff
というのは、こういう事態を指すのだろう。
> コーチングの魅力を体験して、非常にワクワク。 楽しいなぁー
http://kentaf4.vox.com/library/post...
このような楽しさを求めて一定程度の人数は集まるし、そのことが、かつお釣り漁船が餌の代わりに散く海水のような効果を一般のひとびとにも与える。
川田陣営の応援に選挙区外から駆けつけた運動員が集票を拡大したように。
> H:Heartful Communication いつも、心をこめたコミュニケーションを。
http://www.kamonohashi-project.net/about/#shimei
という割に、「ミクシィ」の更新はずいぶん長く止まっているようだ。
> ★人間味のあるサポーター対応(研修的なことも含まれる?)
http://d.hatena.ne.jp/mahiyah/20051130
「心をこめた」と言わなければいけないのは「心」を喪っているからであり、「人間味」を意識しなければならないのは、「人間味」を繕わなければならないほど人を人たらしめるどこかが萎縮しているのである。
この「研修的」なるものも、やはり「コーチング」の類であろう。
団体のwebサイトはコメントの検閲を始めたらしい。
次に見られるのは「ミクシィ」コミュニティのクローズド化かもしれないし、閉じた〈王国〉建設を目指す組と、開かれた組織を作ろうとする組に分かれての綱引きかもしれない(たとえば「かものはしプロジェクト」にクリスチャンがいるならば、ある意図の下でなされる「コーチング」はさほど効果をあげない)。
本木恵介副理事長に一瞬期待を寄せたのは、彼からはそれほど〈匂い〉を感じなかったからだ。
> 厳しい批判をポジティブに運営に活かしていく
http://www.kamonohashi-project.net/news/notes/20070712_38.php
というあたり、片足はずっぽり埋まってしまっているようにも見えるし、何か逡巡しているようにも取れるが、きわめてまっとうな発言も数多い。
「かものはしプロジェクト」は〈カルト〉ではない。が、〈カルト〉が用いる手口を希釈した手法を各所に取り入れている(多くのベンチャーもそうであるが、「かものはしプロジェクト」の場合は手法のそろい踏みである)。手法が共通する以上、同様の副作用が起こりうるし、それが同等に薄められたものであるとは限らない。
青木副理事長が「仲間」のようにコメントをつけていたブログの持ち主が勧めていたセミナーの会場となっていた「REBORN研究所」は健康食品販売がもう1つの事業である。
「ブルーグリーンアルジー」("Blue Green Algae")などと呼べばもっともらしいが、"algae"なんてしょせんは藻だよ、藻。
藻ー、はびこっちゃって。困っちゃうなー、藻ー。
アメリカで買った場合の10倍程度の値段で販売されている。
http://www.shopping.com/xPC-Klamath-Blue-Green-Algae-500mg-130-Tablets
同様の製品を『今、人類の間引きが行われている』などというDVDと併売している業者もいたりする。
http://miwakopurojekuto.com/?mode=cate&cbid=75876&csid=0
あのまま「15000人」と言い続けていれば、それは『今、人類の間引きが行われている』と同様の機能を果たしていた。
その下で「健康食品」を売るか、「子どもたちが作成した壁紙」や「笑顔」を売るかの違いで、構図は一緒でしかない。
「健康食品」はそれなりに健康に寄与し、「サポーター会費」が充てられる事業はカンボジアの村のいくつかの世帯に現金収入をもたらす。薬事法違反か脱税でもなければ取り締まれないのは、NPO法の拡大解釈がまかり通るのと同じ。
違うのは、保護を必要とする受益者の存在の有無だ。
Yahoo!ボランティア上で、JHPによる"CCH"のための募金が始まっている。
おそらくほぼ丸ごと子どもたちのために使われるのだろう。
「寄付市場」なるものは、拡大の余地はあるにせよ無限ではない。
「こないだかものはしに出したけどJHPにも」とは、なかなかなりにくい。
「かものはしプロジェクト」は寄せられた善意を、JHPに負けない効率で有効に使わなければならない。"CCH"のN君にのみスポットライトを当て、同等の成果の存在を錯誤させるようなことは論外だ。
> まじめにやっている人がかわいそうだ
http://www.kamonohashi-project.net/support/#staff
というのは、こういう事態を指すのだろう。
by grilled_duckmole
| 2007-08-09 23:03