「山元学校」? (28):「LDHクラブ」
NPO法人ホーピィワールド子ども基金「LDHクラブ」 副理事長
http://www.yamamoto-gakko.com/principal/index.html
http://www.yamamoto-gakko.com/principal/index.html
NPO法人としての正式名称は「特定非営利活動法人ホーピイワールド子ども基金 エル・デイ・エイチクラブ」である。2001年6月認証で所轄は内閣府。
認証後に用意されたwebサイトの残骸には、
L.D.H. Clubは、子供たちが明るく健やかに成長してほしいという願いをこめて、1997年6月に設立されました。私たちのロゴマークを使用してグッズを作ったり、それらを販売、購入することで、子供たちの明日を支援することができるのです。
http://homepage2.nifty.com/ldhclub-npo/
http://homepage2.nifty.com/ldhclub-npo/
ここ数年はこのような活動は行なわれていない。
「ホーピイワールド」のロゴは山本治美理事によって商標の出願がされている。
副理事長として山元雅信学長が担当した公式サイトは、昨年6月ころ消滅している。
http://web.archive.org/web/20060523183754/http://www.ldhclub.com/index.html
「ホーピイワールド子ども基金(LDHクラブ)」の失速は、大口のスポンサーだった「株式会社あそうぴあ」(守口市)の破産に端を発するらしい。
「あそうぴあ」の売上は主に「香典返し」商品のカタログ販売からもたらされていた。
「ホーピイワールド子ども基金(LDHクラブ)」に関するインタビュー記事がある。
山本 (株)しまむらが現在約62店展開している「Birthday」で展示販売しています。また、NPO法人で8年くらい前からホーピィワールド子供基金「L・D・Hクラブ」という組織を構えており、こちらではホームページを通じて商品のご紹介をさせていただいております。(略)
―― L・D・Hクラブについて少し教えてください。
山本 同クラブでは、次世代の子供たちのためにさまざまなイベントや商品を提供。親子で参加できる楽しい催しや外国語のレッスンなども行っており、会員は年々増えております。
http://www.shogyo-shisetsu.jp/article/retsuden/retsuden076.html
―― L・D・Hクラブについて少し教えてください。
山本 同クラブでは、次世代の子供たちのためにさまざまなイベントや商品を提供。親子で参加できる楽しい催しや外国語のレッスンなども行っており、会員は年々増えております。
http://www.shogyo-shisetsu.jp/article/retsuden/retsuden076.html
「会員は年々増えております」と言っているのだが、昨年度の収支計算書では会費収入はゼロである。
インタビューに答えた山本はるみ(山本波留美/山本治美)デザイナー、「あそうぴあ」の社長と同姓で、かつ経営する「ホーピィワールド東京銀座」の主たる事業内容はやはり「葬祭」関連の商品販売である。
そもそも2001年当時、「L.D.H.クラブ」は「あそうぴあ東京銀座本店」内でアパレル商品の展示販売を行なっていた。
http://www.teglet.jp/iij/old5/harumi.htm
「あそうぴあ」は単なるスポンサーなどではなく、「ホーピイワールド子ども基金(LDHクラブ)」の活動は「あそうぴあ」や「ホーピィワールド東京銀座」の営業活動と密接な関係を持っていたと考えられる。
「L.D.H.」とは、「ホーピィワールド東京銀座」が扱う商品のキャラクター「Lifey(ライフィ)君・Dreamiko(ドリミコ)ちゃん・Hopey(ホーピィ)君」の頭文字を並べたものである。
N.P.O. 法人 L.D.H.Club は、もともと任意団体LDHクラブとして、子どもたちが、明るく健やかに成長して欲しいという願いを込めてホーピィ山本代表が1997年6月に発足・設立させました。
http://web.archive.org/web/20060218123147/ldhclub.com/aboutus.html
http://web.archive.org/web/20060218123147/ldhclub.com/aboutus.html
正式表記がぶれるばかりか、代表が誰なのかもあいまいな団体である。
「ホーピイ山本」名義で1冊の絵本が出版されている。
「Lifey君・Dreamikoちゃん・Hopey君」によく似たキャラクターが表紙を飾る。
http://kakaku.journal.mycom.co.jp/item_info/20539606450436.html
版元は「志茂田景樹事務所」である。
志茂田景樹は「アジアヒューマンサポート」の「ピースソングプロジェクト」にも応援メッセージを寄せている。
「ホーピイ山本」は「旭鷲山関を励ます会」発起人にも名を連ねていた。
http://groups.yahoo.co.jp/group/among/message/814?expand=1
今年6月の「全国勝手連連合会」36周年記念大会には、「マルチタレント」として金髪のカツラをかぶって登場している。
http://www.kaerusouken.jp/20070619syasinkan.pdf
この「大会」には旭鷲山も出席している。
志茂田景樹と同様「ピースソングプロジェクト」を応援するペマ・ギャルポもいる。
山本雅信学長の人脈の一部が色濃く反映された団体である。
「ホーピイワールド子ども基金(LDHクラブ)」の事業の内容、報告書を読むと、
「月ヶ瀬梅林老人会バスツアー」。従事者1名、受益者50名、1万円の支出。
1万円の参加費で総勢50名のツアーに会員の誰かが参加したようにしか見えない。
しかも「老人会」である。
「渥美次郎コンサート」。従事者2名、受益者500名、8000円。
「川中美由紀コンサート」。従事者4名、受益者400名、24000円。
1枚4000円や6000円のチケットを購入して、会員が観に行っただけではないのか?
「理事長喜寿記念旅行」。従事者5名、受益者47名、700000円。
「理事長バースディーパーティー」。従事者20名、受益者20名、60000円。
むちゃくちゃである。
このような報告書でも内閣府は何も言わない。
それが〈NPO法人〉という制度の運用である。
by grilled_duckmole
| 2007-12-15 17:50