「トイレや井戸の建設も進めています」? (1)
『国際協力新聞』のサイトに村田早耶香理事長が登場する記事が掲載されている。
1行ごとにいちいちコメントを差し挟まなければならないほど、ひどい記事である。
「トイレ」は、現在は運営から手を引いた「コミュニティファクトリー」に設置されただけである。
トイレの意義は、糞尿由来物が飲用水に混入するのを防ぐことにあると思うが、そのような切実さは読み取れない。
これまで「かものはしプロジェクト」によって「井戸」が建設されたという話は聞いたことがない。
「ワーカー」と呼ばれる作業員は複数の村から寄せ集めることになったので、1基だけ作って終わりというわけにもいくまい。
「進めて」などいないのに、よくもこのような発言ができるものだといつも思う。
ところで、カンボジアで井戸を1基作るにはいくらかかるのだろう?
"JVC"の見積りに工賃は含まれない。
これはおそらく少し古い情報で、現在は値上がりしているだろう。
「JHCアンコールツアー」はこのような活動をしているらしい。1基あたり200USDで遠隔地も一律料金。
「スケッチトラベル・カンボジア」にも同様の企画があり、こちらは250USD(ただし半年分の維持管理費込)。
「てんつくマン」の「NGOメイクザヘヴン」も250USD。足が出る場合があるため値上げしたようだ。
ほぼ倍の400USD強、としている団体もある。
「藤岡理事長」は、山元雅信「山元学校」学長を顧問とする「アジアヒューマンサポート」の理事である。
1基あたり10万円とするのは「ホープ・インターナショナル開発機構」である。
建設地はポーサット州で特に交通が不便な場所というわけでもないのだが、なぜ相場の4倍もの予算が必要なのだろうか?
[追記]
「ホープ・インターナショナル開発機構」の「10万円」には、1年間の「自立支援」が含まれているようだ。井戸単体のコストは35000円となっている。ポンプ式ではなく丸井戸のようだ。
「自立支援」は「目標」として掲げられているが、400基近い井戸が建設された今も実施報告はない。
上位団体"HOPE International Development Agency"のサイトを参照すると、乾田による稲作の指導に力を入れているようだ。
これには1村あたり3000CAD(約35万円)かかる、別の言い方をすればそれだけで済む、とされている。
http://hope-international.com/projects/currentprojects/cambodia_dryricefarm/index.html
1行ごとにいちいちコメントを差し挟まなければならないほど、ひどい記事である。
「トイレ」は、現在は運営から手を引いた「コミュニティファクトリー」に設置されただけである。
研修者の要望を取り入れ、工場の敷地内では
池で魚を育て、
庭には菜園と花壇をつくります。
トイレも設置予定です。
(農村では裏の田んぼ=トイレというのが多く、トイレを使ったことがない子もいます)
http://www.kamonohashi-project.net/news/cf/20070218_342.php
池で魚を育て、
庭には菜園と花壇をつくります。
トイレも設置予定です。
(農村では裏の田んぼ=トイレというのが多く、トイレを使ったことがない子もいます)
http://www.kamonohashi-project.net/news/cf/20070218_342.php
トイレの意義は、糞尿由来物が飲用水に混入するのを防ぐことにあると思うが、そのような切実さは読み取れない。
これまで「かものはしプロジェクト」によって「井戸」が建設されたという話は聞いたことがない。
「ワーカー」と呼ばれる作業員は複数の村から寄せ集めることになったので、1基だけ作って終わりというわけにもいくまい。
「進めて」などいないのに、よくもこのような発言ができるものだといつも思う。
ところで、カンボジアで井戸を1基作るにはいくらかかるのだろう?
100円で出来るNGO活動
100円で魚の稚魚1kgを提供できます(ベトナム)。
(略)
10,000円で、井戸を作るための資材を提供することができます(カンボジア)。
http://www.ngo-arena.org/members/jvc/jvc2.html
100円で魚の稚魚1kgを提供できます(ベトナム)。
(略)
10,000円で、井戸を作るための資材を提供することができます(カンボジア)。
http://www.ngo-arena.org/members/jvc/jvc2.html
"JVC"の見積りに工賃は含まれない。
これはおそらく少し古い情報で、現在は値上がりしているだろう。
JHCではカンボジアへの井戸寄贈を希望される方々の仲介を行っています。
井戸は、村人の生活向上、水質、衛生面まで考えて深さ約30mの基準を持って行います。
これまでに日本の方々の好意により1,000本以上の井戸を寄贈することができました。
http://www.angkor-tour.com/jhc/well/index.html
井戸は、村人の生活向上、水質、衛生面まで考えて深さ約30mの基準を持って行います。
これまでに日本の方々の好意により1,000本以上の井戸を寄贈することができました。
http://www.angkor-tour.com/jhc/well/index.html
「JHCアンコールツアー」はこのような活動をしているらしい。1基あたり200USDで遠隔地も一律料金。
「スケッチトラベル・カンボジア」にも同様の企画があり、こちらは250USD(ただし半年分の維持管理費込)。
「てんつくマン」の「NGOメイクザヘヴン」も250USD。足が出る場合があるため値上げしたようだ。
ヒューマンファクションアカデミーではボランティア研究会を
窓口に、テラ・ルネッサンスと現地のNGOと共同で支援プロ
ジェクトを行っています。
(略)今回、藤岡理事長が訪問をした村に井戸
を建設することに決めました。カンボジアでは50,000円もあ
れば井戸の建設が出来ます。
http://www.cfs21.co.jp/image/2005.9.1_kanbojia_shien.pdf(魚拓)
窓口に、テラ・ルネッサンスと現地のNGOと共同で支援プロ
ジェクトを行っています。
(略)今回、藤岡理事長が訪問をした村に井戸
を建設することに決めました。カンボジアでは50,000円もあ
れば井戸の建設が出来ます。
http://www.cfs21.co.jp/image/2005.9.1_kanbojia_shien.pdf(魚拓)
ほぼ倍の400USD強、としている団体もある。
「藤岡理事長」は、山元雅信「山元学校」学長を顧問とする「アジアヒューマンサポート」の理事である。
ホープの理事 増田喜治教授を筆頭に計5名のサイクリストが12月23日よりカンボジアを自転車で縦断します。ホープがカンボジアで行っているプロジェクトを訪問しながら約500kmを走行します。
サイクリストは、カンボジアで5基の井戸建設にかかる費用、50万円を集めるという目標を持ち募金活動に励んでいます。
http://www.hopeglobalchallenge.com/ja/participants.asp?id=68(魚拓)
サイクリストは、カンボジアで5基の井戸建設にかかる費用、50万円を集めるという目標を持ち募金活動に励んでいます。
http://www.hopeglobalchallenge.com/ja/participants.asp?id=68(魚拓)
1基あたり10万円とするのは「ホープ・インターナショナル開発機構」である。
建設地はポーサット州で特に交通が不便な場所というわけでもないのだが、なぜ相場の4倍もの予算が必要なのだろうか?
[追記]
「ホープ・インターナショナル開発機構」の「10万円」には、1年間の「自立支援」が含まれているようだ。井戸単体のコストは35000円となっている。ポンプ式ではなく丸井戸のようだ。
「自立支援」は「目標」として掲げられているが、400基近い井戸が建設された今も実施報告はない。
上位団体"HOPE International Development Agency"のサイトを参照すると、乾田による稲作の指導に力を入れているようだ。
これには1村あたり3000CAD(約35万円)かかる、別の言い方をすればそれだけで済む、とされている。
http://hope-international.com/projects/currentprojects/cambodia_dryricefarm/index.html
by grilled_duckmole
| 2007-12-22 14:26