[とくべつふろく]「米国法人国際地球環境大学」
島薗進「東京大学大学院」教授を含む「国際地球環境大学」の「教授名簿」のページは消されてしまった。
キャッシュを確保しておけばよかったと思う。
構成メンバーを公開したくない理由もわかる。
先に掲げた「人類は救済するに値するのか~ 大量淘汰の時代~」で、私は、真理を知らない人類が、救済される価値のないことを述べた。
「新・絶対平和論」では、「一切皆善」ということを主張している。「一切皆善」ということは、「大量殺戮も善」だということだ。これまで、神は、「愛と赦し」の名のもとに、人類の悪行を赦して来たが、その温情が仇となって、人類は愚かなままである。このままいくと、地球は破滅する。だから、人口を調節する=大量淘汰は不可避である。
しかし、私は世界の救世主として、人類にひとつのチャンスを与えよう。「真理に目覚めよ。そうすれば、あなたには生き残るチャンスがある」と。私は、「真理」を知っている。私の教えを学び、私に尋ねなさい。「真理」とは何か? と。http://www.worldteacher.info
http://www.ieeu.tv/jimu-tairyoutouta.pdf
その内部では大真面目に、人類の「大量淘汰」を議論しているのだから。
「worldteacher.info」というドメインから、これを書いたのは北川訓司「米国法人国際地球環境大学」名誉副総長であることがわかる。
http://www.kaunse-s.com/detail30-0.html(魚拓)
公開講座の講義録(分冊Ⅰ~ XⅡ)の出版に当りて
国際地球環境大学名誉総長
農学博士 小 牧 久 時
本学初代総長ライナス・カール・ポーリング博士(ノーベル化学賞受賞、ノーベル平和賞受賞)と小生の「絶対平和への四段階」構想は、昨年、北川訓司博士(究極の佛陀としてのお悟りののち、さらには、老祖さまの至善至福なる意識と一体化せられた)との史上空前の御縁により一新せられ「「新・絶対平和論」として全世界に広布せられるに至った。
本学総長・池田和義博士(大阪大学名誉教授)の「国際地球環境大学の未来展望」のとおり、本学は北川訓司博士を本学名誉副総長(本学のC.E.O.最高経営責任者でもあられる)としてお迎え申し上げ「世界最高財閥」(ノーベル平和賞の母体でもあり、「ニューヨーク・タイムス」を始め全世界の言論機関の母体でもある)の「大学」(ノーベル賞受賞者を始め全世界の代表的知識人のための再教育のための機関)として再スタートするに至ったのである。(略)
理想をいえば、本学教授団(講師団)に御参画たまわっている大先生方(おもに国公立大学名誉教授の大先生方)が、全員「本学霊性向上学部」の受講生となられれば、一番、素晴らしいが、とりあえずは、小生の「学習ノート」(本学学術論文集、第101集、分冊Ⅲ)を御精読たまわり度いと思う。
http://ieeu.tv/event001-gakujutu102.pdf
「究極の佛陀としてのお悟りののち」は、「北川聖祥」ないし「三神玉聖」と称しているようだ。
小牧久時「国際地球環境大学」名誉総長が「統一教会」に対して友好的であることにも、すでに触れた。
だが小牧久時名誉総長の本来の所属は「統一教会」とは別の団体なのである。
「世界連邦運動協会」
http://www.wfmjapan.org/
湯川秀樹「世界連邦建設同盟」会長の夫人であった湯川スミ(故人)を「教授」として迎えていたことからもわかるように、「国際地球環境大学」は「世界連邦運動」と近い団体だったのである。
「世界連邦建設同盟」は「世界連邦運動協会」の改名前の団体である。
「ワールド・ピース・ヒロシマ」という「平和運動」団体がある。
前島修代表は「世界連邦運動協会」の「大阪なにわ支部」理事である。
キーワード: 起源意識、色即是空、量子論、M理論、宇宙論、インテリジェント・デザイン論
http://wphiroshima.hp.infoseek.co.jp/aboutus.htm(魚拓)
「インテリジェント・デザイン論」(「ID論」)である。
「国際地球環境大学」は10月19日の「公開講座」に、「ID論」の第一人者である渡辺久義「京都大学」名誉教授を迎える予定である。
▲渡辺久義(京大名誉教授、創造デザイン学会代表、英文学・哲学専攻)
http://www.chojin.com/person/jp.htm
「創造デザイン学会」は、「世界平和教授アカデミー」を母体とする「統一教会」関連の団体である。
「ワールド・ピース・ヒロシマ」の活動報告のページを見ると、
京都府綾部市にて、暫定世界議会事務総長 Eugenia Almand(ユージニ アーマン)さんと世界連邦について会談。
(略)
2006年3月19日
第204回 国際地球環境大学(小牧久時名誉総長)『絶対平和への四段階』月例公開講座 を受講。
http://wphiroshima.hp.infoseek.co.jp/2006.htm(魚拓)
どうやら、「世界連邦運動」内部においては、小牧久時名誉総長や前島修代表のような思想は決して異端ではないようだ。
「国際地球環境大学」には、ほかにも「統一教会」を支持する人物がいる。
人類歴史に残る一大イベント
共産主義が崩壊し、一方、物質的繁栄を極めた民主主義世界では、エイズ、麻薬による社会の退廃や家庭の崩壊が進み、倫理道徳の基準が失われつつあります。更に、民族間の対立、宗教間の対立もますます深まってきています。人類は現在、地球的規模で新しい危機に直面しています。
(略)
民族の壁を真の愛で超えていくことは多くの困難を伴うことと思います。しかし、必死で辞書を手に持ち、二人で会話している姿は感動的でありました。結婚式に参加されたカップルが、文鮮明先生の教えに基づいて、素晴らしい家庭を築き、更には世界のためにより一層ご活躍されること心からお祈りいたします。
http://www.chojin.com/history/30000.htm
池田和義「大阪大学」名誉教授は「国際地球環境大学」総長である。
「世界連邦運動」と「統一運動」の奇妙な野合がある。
「国際地球環境大学」はいわゆる「学位商法」を行なう自称「大学」とは異なり、活動に実態がある。
存在が公表されていない「本学霊性向上学部」とは、いったい何だろう?
「霊性」で思い浮かぶのは、やはりどうしても島薗進教授であるが、「霊性向上学部」自体にはとりあえず関係はないようだ。
「国際地球環境大学」の「教授」陣は研究・教育の第一線を退いた名誉教授世代が中心だった。現役の大学教員である島薗進教授はその中ではきわめて異色であり、名義貸しといったレベルだったと納得することには、なかなか難しいものがある。
いっぽう、島薗教授や「きくちゆみ」、あるいは「ネットワーク『地球村』」出身の上村雄彦「千葉大学大学院」准教授らが関わった「地球平和公共ネットワーク」は、「フィロソフィア」と称して講師名も明らかにされない内部学習会を繰り返したり、「地球公共霊性ネットワーク」なる新たな団体を生み出したりしている。
「霊性」って、何?