「6600万円をIT事業が捻出」?
IT事業は、アニュアルレポートに「全事業を加速させる」とありますように、コミュニティファクトリー事業推進のための東京事務局、およびカンボジアの現地事務局の運営を支えている事業です。具体的には、「かものはしプロジェクト」の総予算のうち約7割、6600万円をIT事業が捻出しています。残りの1600万円は後ほどご説明する「サポーター事業」からです。
http://www.a-human.net/career/71884i00000008pn.html
http://www.a-human.net/career/71884i00000008pn.html
昨年度、「かものはしプロジェクト」の「IT事業部」の売り上げは約5600万円。
「サポーター事業」の収益とされるものは2400万円弱。
まったく数字が合わないのだが、不思議なことに合計が8200万円となることだけは決算と同じである。
これは収益事業からの収入と、会費・寄附金等とのことなのかもしれない。
日本は15人、カンボジアは15人です。カンボジアは、日本人の駐在員が2人、残りは現地採用のカンボジア人です。日本の15人のうち11人はIT事業を担当しています。
先日放映された「カンブリア宮殿」で、平均年収が250~300万円という話が出ていたようだ。もっとも、これが「かものはしプロジェクト」のことなのか「フローレンス」についてなのかはわからないが。
しかし、とりあえず平均250万円とすれば17人分で4250万円が給与だけで消し飛ぶことになる。
収入規模だけを強調すれば大きな団体に見えるかもしれないが、現地事業の規模はわずかに日本人の給料2人分。
このような団体を「自分たちが食うためにやっている」というのだろう。
[追記]
代表者の村田早耶香さんが19歳の時にカンボジアを訪問し、最悪の形態の児童労働に従事する子ども達の悲惨な状況を知り、2002年に仲間と共に発足しました。カンボジアの児童労働をなくすために、職業訓練による経済的自立を支援しています。農村で民芸品工場を作り、いぐさの民芸品を製作、販売。収益を上げることで、自立的な運営を目指しています。また、ITの仕事をカンボジアに出そうと、年間7000万円を売り上げるIT部門を運営しています。
http://www.keieishi-chiba.org/information/2008/20080726_getsurei_murata_.pdf
http://www.keieishi-chiba.org/information/2008/20080726_getsurei_murata_.pdf
事業を陰で支えるのは日本の大企業のWEB製作を手がけるIT事業です。
年商300万だった売り上げが、現在では7000万円に。
再取引率90%という高い信用を得る仕事をしたからです。
http://www.kamonohashi-project.net/news/japan/20080110_388.php
年商300万だった売り上げが、現在では7000万円に。
再取引率90%という高い信用を得る仕事をしたからです。
http://www.kamonohashi-project.net/news/japan/20080110_388.php
どんどん増えます。不思議ですね。
「IT事業」は〈本来事業〉なんだから、「事業を陰で支え」ちゃいかんでしょ。
by grilled_duckmole
| 2008-08-18 11:26