死ぬまでウソを吐き通すつもりかい? 村田早耶香さん (56)
しかし、私自身はあくまでも「児童買春の根本的解決」にこだわりたかったのです。青木や本木も異論はありませんでしたが、彼らとしては、かものはしプロジェクトとしての事業拡大を優先させたほうがよいと考えていました。
(p.172)
(p.172)
2005年暮れあたりのオハナシ。
が、「根本的解決」は、実際にはもっとずっとあと、webサイトには2006年11月前後になってようやく登場する〈スローガン〉だ。
根本解決に向けて
かものはしプロジェクトは、カンボジアの児童買春問題・貧困問題の最終解決に向けて活動します。 私たちの事業の特徴の一つは村人の自立性を重視することにあります。毎年毎年、お金を寄付をしてそのお金に依存して村人が生きていくのではなく、村人の力を引き出し、彼ら自身の力で一人で立てるように支援をします。 第二の特徴は「拡大性」にあります。 15000人以上いるといわれる児童買春の被害者を一人もいなくする、これが私たちにとってのゴールです。
http://web.archive.org/web/20061206065016/http://kamonohashi-project.net/activity/index.html
かものはしプロジェクトは、カンボジアの児童買春問題・貧困問題の最終解決に向けて活動します。 私たちの事業の特徴の一つは村人の自立性を重視することにあります。毎年毎年、お金を寄付をしてそのお金に依存して村人が生きていくのではなく、村人の力を引き出し、彼ら自身の力で一人で立てるように支援をします。 第二の特徴は「拡大性」にあります。 15000人以上いるといわれる児童買春の被害者を一人もいなくする、これが私たちにとってのゴールです。
http://web.archive.org/web/20061206065016/http://kamonohashi-project.net/activity/index.html
なにしろ、農村部での展開を考えはじめた当時は、
かものはしにとって
仕事創りというコンセプトが比較的妥当なのではないかと考え始めた。
(仕事創りは影山さん考案)
http://d.hatena.ne.jp/mahiyah/20051204/1133494057
仕事創りというコンセプトが比較的妥当なのではないかと考え始めた。
(仕事創りは影山さん考案)
http://d.hatena.ne.jp/mahiyah/20051204/1133494057
なにをすればいいのかもわからない状態に陥っていたのだから。
「こだわりたかった」というからには、設立当初から「根本的解決」を目指していたように聞こえるが、そうではない。
このプロジェクトは東南アジアにおけるCSEC(子どもの商業的性的搾取)という問題,中でも強制的に体を売らされている子どものうちより低年齢の子どもを少しでも減らすことを目標とし、カンボジアにおけるITの職業訓練事業を展開するプロジェクトです。
http://web.archive.org/web/20030410125015/act-u.net/project/kamo/index.html
http://web.archive.org/web/20030410125015/act-u.net/project/kamo/index.html
なぜ2006年になって「根本的解決」「被害者を一人もいなくする」などといいはじめたかといえば、それは「ファクトリー」運営費用を集めるためだろう。
かものはしサポーター1000人募集中!!
月々1000円で私たちの活動を支援してくれる「かものはしサポーター」を募集しています。
サポーターが1000人集まると、200人の両親・兄姉に職業訓練と雇用機会を
提供し、子どもたち1000人が安心して学校に行けるようになります。
現在200人がサポーターになってくれています。残り800人を募集しています!
http://web.archive.org/web/20070125201756/http://kamonohashi-project.net/support/
月々1000円で私たちの活動を支援してくれる「かものはしサポーター」を募集しています。
サポーターが1000人集まると、200人の両親・兄姉に職業訓練と雇用機会を
提供し、子どもたち1000人が安心して学校に行けるようになります。
現在200人がサポーターになってくれています。残り800人を募集しています!
http://web.archive.org/web/20070125201756/http://kamonohashi-project.net/support/
まさに同じ時期だ。
翌年になってようやくこのような「調査結果」が公表されるが、それはずっと前からわかっていたことだ。
「より低年齢の子どもを少しでも減らすこと」を目的とした団体が用済みとされかねない事態に、「かものはしプロジェクト」は問題をより深刻に見せようとするようになる。
カンボジアでは現在、15,000人もの子どもたちが買春の被害に遭っています。10代前半から性産業に売り飛ばされ、肉体的にも精神的にも傷つけられています。
http://web.archive.org/web/20060206064311/www.kamonohashi-project.net/know/index.html
http://web.archive.org/web/20060206064311/www.kamonohashi-project.net/know/index.html
ある時期までは、それなりに実態を反映した表現だったのだが、いつからか「6歳」や「12歳」という被害者が常態であるかのような語り方を始める。
こういう風に、過去と現在とを混同させるような口調で。
けんた君が語る「6歳と12歳」の被害者のエピソードも時系列がおかしい。
村田理事長によれば、それは2003年4~5月のこと。
団体はすでに立ち上がっている。
by grilled_duckmole
| 2009-07-03 12:08