「ただ、もう撤退したんですけどね」?
****さん「PCスクールなんかもやってました。PCスキルを身につけて、買春して収入を得なくてもすむように。新聞にも取り上げられたりしました。ただ、もう撤退したんですけどね。」
(略)
****さん「議論した結果、根本的な問題解決につながらないと思ったからですね。名残惜しいようなとこもありますけど、本当に必要な事業をやろうと心がけてます。やめる勇気みたいなんも必要やと思います。」
http://ameblo.jp/yuhei-record/entry-10100740864.html
(略)
****さん「議論した結果、根本的な問題解決につながらないと思ったからですね。名残惜しいようなとこもありますけど、本当に必要な事業をやろうと心がけてます。やめる勇気みたいなんも必要やと思います。」
http://ameblo.jp/yuhei-record/entry-10100740864.html
「かものはしプロジェクト」のwebサイトでは、いまでも「PCスクール」が現在進行中の事業であると説明されている。
http://www.kamonohashi-project.net/activity/pcschool/(魚拓)
ブログ形式の活動報告「かものはしNews」のメニューから「カンボジア活動記」が消え、いつからか「コミュニティファクトリー奮闘記」となったのは、「PCスクール」事業からの撤退を決めたからなのだろう。
ひとことの報告すらもせず、こっそりと〈なかったこと〉にしたかったようだ。
おそらく「活動内容」や「団体概要」に残っている「PCスクール」の説明も、黙って消されるだろう。
「PCスクール」をコアにして立ち上げられ、その実施のために何年も費やしてきたというのに、団体内部でそれが「本当に必要な事業」ではなかったという認識にいたったときには隠蔽だけが仕組まれている。
「PCスクール」に関する記述は、団体のサイト外のあちこちに残っている。
たとえば「JANIC」の「NGOサポート募金」にも。
かものはしプロジェクトはカンボジア児童買春・貧困問題を解決するために活動しています。具体的には、コミュニティファクトリー(職業訓練及び雇用創出)事業、PCスクール事業を行っています。
http://www.janic.org/modules/smartsection/item.php?itemid=58
http://www.janic.org/modules/smartsection/item.php?itemid=58
「NGOサポート募金」が、依然として一切の会計報告をしていないのにもあきれるが。
「かものはしプロジェクト」のこの担当者は「やめる勇気」と言っているが、これまで見てきたとおり、「PCスクール」は助成金やまとまった募金の範囲でしか行なわれてこなかった。
"Salesforce"社やNECによる資金面での協力が続いていれば、だらだらと「PCスクール」は続いていたのではないかと思う。
「Panasonic NGOサポートファンド」への事業報告書も公開されていた。
当初目標としたスリング販売プロジェクトは、カンボジアでの生産遅延により推進できなかったが、幾つかの企業との連携が進み、1)カンボジアで生産しているいぐさ商品の日本販売について、営業・マーケティングの専門家2名に隔週でアドバイスを頂きながら、顧客の選択、営業手法、営業資料の作成などを行い、実際にどう商品を企業に売り込むのかを学んだ。これは、フェアトレードを行っているNPOと「いぐさ手帳」の販売という形に実現した。2)大手旅行代理店ツアーとの連携が拡大した。
http://panasonic.co.jp/cca/pnsf/2006/ko_houkoku/kamonohashi.html
http://panasonic.co.jp/cca/pnsf/2006/ko_houkoku/kamonohashi.html
「推薦理由」にはこうあった。
今回の助成事業では、活動を大きく展開していくため、団体のスタッフが「マーケティング能力」や「サポーター会員への対応能力」の獲得をめざし、大手NGOへの業務参画やビジネススクール通学でノウハウを学び、経験豊かなアドバイザーのもと、「スリング販売プロジェクト」の実践を通じて、人材育成をはかろうとするものである。
http://panasonic.co.jp/cca/pnsf/2006/ko_gaiyou.html
http://panasonic.co.jp/cca/pnsf/2006/ko_gaiyou.html
助成金の申請にあたって設定した「実践を通じて」という大前提は、そう簡単に無視していいものではないと思うのだが、「生産遅延」どころか、いぐさ以外の製品の生産が企てられていることすら公式に表明されることはなかった。
「フェアトレードを行っているNPO」とは「NPO法人 東海道・吉原宿」であり、関連店舗「プレアーテ」店頭のほか、オンラインショップで購入できるようだ。
http://preate.info/?pid=8071567
だが、残念ながら「いぐさ手帳」は「フェアトレード商品」ではない。
現在推進しているコミュニティーファクトリー事業ですが、
直接の運営から手を引き、ファクトリーの生産物を買い、
小売店に販売するという生産者と小売店を結ぶ役割をかものはしは担います。
(略)
取引関係に関しては、品質が一定以上で、価格が一定以下の場合のみ取引します。
(つまり普通のビジネスと同じということです。)
http://www.kamonohashi-project.net/news/notes/20071026_370.php
直接の運営から手を引き、ファクトリーの生産物を買い、
小売店に販売するという生産者と小売店を結ぶ役割をかものはしは担います。
(略)
取引関係に関しては、品質が一定以上で、価格が一定以下の場合のみ取引します。
(つまり普通のビジネスと同じということです。)
http://www.kamonohashi-project.net/news/notes/20071026_370.php
by grilled_duckmole
| 2008-06-27 16:57