「NPO職員として1000万円」?
一時、誤字の指摘をしてみたりしたのは、効果測定のようなものだ。
「総会」の報告や、「カンブリア宮殿」で放映された当日の模様を見ても、会員(あるいはサポーター)の中にも「かものはしプロジェクト」の現状に疑問を抱いている人が少なからずいる。
だが、何も変わらないだろう。
「学び」「気づき」「成長」「つながり」「いのち」...。
そういった養分を吸収して「かものはしプロジェクト」は拡大していき、疑問を持った人間は黙って離れていく。
できあがるのは"Granfalloon"とでも呼ぶべき集団で、実際の問題解決に向かわないばかりか、競合する他団体に敵愾心を抱くようになる可能性すらある。
いや、すでにそうかもしれない。
村田理事長の他団体に対する攻撃性はかなりのものだ。そこに論理は存在せず、「私を認めなかった」のひとことに要約しても問題がないくらいだ。
http://kentaf4.vox.com/library/post/...
仮に、現在の理事の年収がそれぞれ1000万円、日本人有給専従職員17人のうち理事以外が給与所得者の平均としてよく持ち出される450万円を取るとして、給与関係だけで1億円。
それに見合った事業というのは、少なくとも5億や10億規模で、しかもそれは売り上げのことではない。事業が拡大すれば人員も増やさなければならない。
どう考えても無理なことくらい認識しているだろう。
じーんときた。
http://ameblo.jp/yuhei-record/entry-10100740864.html
それでも彼らは「1000万円」を目指している。役なしの職員も含めて。
それに「じーん」としてしまうのが、支持してしまうような層。
村田理事長から、
http://www.a-human.net/career/71884i0000000h13.html
という発言が出るのは、きわめて自然なことだ。
「1000万円」は無理なのだから。
「かものはしプロジェクト」の中の人には、すでに「別の道に進みたい」人間がいる、ということであり、村田理事長自身ももはや「続けたい人」ではないのだろう。
しかし、それはインタビューで答える前に、堂々と団体のサイトで公表すべきことだ。
「かものはしプロジェクト」は〈バレなければいい〉という規範で動いている組織である。
もし違うというなら、「かものはしNews」にコメントをつけるなり、mixiのコミュニティに書き込んでみればいい。「3年後に解散するってほんとうですか?」とか「はじめてカンボジアにいったのは2001年なんですか?」と。
得られるのは「批判はポジティブに生かしていきます」という回答がせいぜいだろう。
そして、そんな質問をしてみようという人間は、ほとんどいない。
「市民による監視」など存在しないのだから、それを期待した〈NPO法人〉という制度はどんどん腐っていくだけだ。