http://www.kamonohashi-project.net/about/
「うおっ」っと驚いたのは、
http://web.archive.org/web/20060504221322/npocenter.org/npomrc_aboutus_managers.htm
「ファンドレイジング道場」主催者はこれまで勤務先を伏せて活動してきたからだ。
「ファンドレイジング道場」はNGOやNPO法人などの非営利組織の資金調達、つまりお金の「入り」に特化したサイトだが、「JICA」の職員であるとわかれば、「出」のほうに無関心・無責任であっては困るだろう。
特に、アドバイザーとして直接関わる団体に対しては。
「かものはしプロジェクト」の会計報告、見た目はきれいにまとめられているが、肝心なところがわからない。

たとえばこの図は、もうすぐ終わる今年度のカンボジア現地での活動予算である。
公開されたものが左、直接の〈事業費〉と思われる額だけを濃い色にしたものが右。
そうすると、おそらく人件費が突出して伸びていることが推測できる。
〈事業費〉と〈管理費〉の別も公開できない団体を、アドバイザーはどのように考えているのだろうか?
さらに、今年度は「PCスクール」は実施されなかった。「コミュニティファクトリー」も現地NGOとの提携解消によって中断している。新「ファクトリー」に関する支出は来年度になりそうだ。
となると、〈事業費〉は予算を大幅に下回ることはまず間違いなく、〈管理費〉の比率がきわめて大きくなる。
しかしこの状況でも、現地に2人の日本人駐在員を置いているにもかかわらず、今年度は本木恵介副理事長が短期出張を繰り返している。
「ファンドレイジング道場」の意図するものは、このような非効率としかいいようのない資金の使い方が可能となるように寄付金・助成金を潤沢に集めるテクニックの研究なのだろうか?
また、
http://www.socialecoo.jp/research/archives/2007/02/19/entry88.html
(税法上の)収益事業で「カンボジアでの活動費に充て」るだけの「利益」を出している以上、それに見合った法人税額が計上されていなければ理屈に合わないのだが、実際はそうはなっていない。
大きな謎であるが、鵜尾雅隆「JICA」職員は、その仕組をどのように理解しているのだろうか?
ふっと思ったんですが、ある日、天使が現れて、何かひとつお願いごとをかなえてくれるといったとします。
そこで、こういいます。「じゃあ、日本のNPOスタッフの平均年収を1千万円にしてください。」
その翌日、その願いが現実になります。全国すべてのNPOのスタッフの給与が一夜にして数倍になり(現行では150万から250万くらいの団体が多いですので)、大手NPOの事務局長クラスは年収2000万円層も続出です。
http://dojo.livedoor.biz/archives/51298609.html
さすがに「年収」だけが1000万円になればいいと考えているはずはないと思うのだが、
もちろんまだまだ現実的にそこまで払えてないのは事実なのですが、この統計をみる限りNPO業界の中で上の方に入っていけるかとは思います。
http://kentaf4.vox.com/library/post...
偶然にも青木健太副理事長も以前、「1000万円」を持ち出している。
「かものはしプロジェクト」なら人件費だけで軽く億を超えてしまう事態となる。
現地のパイロットプロジェクトすら停滞しているのに、給与だけは「現実的にそこまで払えてない」ながら高水準を目指す。
それが"Google"に広告を出してまでの「ファンドレイジング」というものなのだろうか?
それにしても「3000円あれば子供が6人居ても生活できる」といった珍妙な言説をばらまく人物が理事長を務める団体のアドバイザーが「JICA」職員とは、驚くしかない。
「ミレニアム開発目標(MDGs)への取り組み」(JICA)
http://www.jica.go.jp/infosite/mdgs/index.html
"MDGs"の目標の最初には「2015年までに1日1ドル未満で生活する人口の割合を1990年の水準の半数に減少させる」ことが掲げられている。
この程度のことすら知らない理事長でも年収1000万円超に値すると、「JICA」職員として思うのだろうか?